サージカルステント blog

2014.11.11

今日は少し診療のお話。
いつも食べ物とか多すぎるので(笑)。

下顎の臼歯部を何年も前に抜歯して義歯を作ったけど合わなくて使えないまま
現在に至っている患者様が紹介で来院されました。
レントゲンを撮ってみるとかなり骨が無い。
今まで通院していた病院ではインプラントは出来ないと断られたとのことで
紹介で当院を受診されました。

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パノラマレントゲンの画像はわかりにくいので模式図で。
左下の奥の赤丸の部分の骨が全然ありません。
下の下歯槽管という中に神経の走っている管まで3ミリぐらい。
2次元では正確に診断できないのでCT撮影へ。
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やっぱり骨がありません。しかしCTで3次元的にみると
横の幅は比較的あるようです。

で、ここからはシミュレーションソフトにて計画を立てます。

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下歯槽神経を避けて内側に入れる計画です。

0,1ミリ単位の正確性が要求されます。
フリーハンドでは絶対に無理。

そこで登場するのがこんな秘密兵器。
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サージカルガイドといってシミュレーション通りにインプラントを埋入するため
に一人ひとりにあわせてフルカスタムされたものです。
これのガイド通りにオペを行えばシミュレーション結果を完全に再現出来ます。

長時間のオペになるので麻酔科の先生をよんで静脈内鎮静法下で行います。

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術中の血圧、心電図の管理もお任せします。
鎮静下で行うと患者様は術中の記憶がほとんどなく、快適です。
当院では長時間のオペはほぼ麻酔科の先生立ち会いで行います。
インプラントのオペが怖い方などご相談ください。
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これがオペ用の滅菌された器具たちです。頑張ってもらいます。

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オペ風景です。外科の専門ドクターとチームで行います。

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先ほどのサージカルステントを試適したところです。
この適合が命なのでしっかりチェック。
全く動かず万全の出来です。
このガイドに従って埋入していきます。
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右側は比較的普通の埋入となります。

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問題の左側。奥に埋入する予定の方向がかなり斜めなのがわかるでしょうか?
神経を避けてココしか無いというところに入れていきます。
上部構造と接続するアバットメントで角度を補正します。

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実際のオペの時間は1時間ちょっとでした。
事前のシミュレーション通りに埋入されています。
パノラマレントゲンでは左下の奥のインプラントが神経に接触しているように
写ってきますが実際はもちろんそんなことはありません。

オペ後の患者様の感想は
「え、もう終わったの?」
っていう感じでした。まったくストレスを感じなかったようです。
「これなら次に何かあった時もインプラントにします^^」
とおっしゃってました。

今回はノーベルバイオケアのインプラントを使用しました。
オプションパーツが豊富で角度のついた上部構造の予定の場合には
一番向いています。

入れ歯がどうしても合わなくて困っている方、是非当院にご相談ください。

 

デンタルオフィス代々木上原
03-5452-4618