20代女性「前歯の変色を治したい」ジルコニアクラウンによる補綴を行った症例Case

2022.07.21

治療前

治療中

治療後

その他

はじめのご相談内容 「前歯の変色を治したい」とご相談いただきました。
診断結果 診察したところ、前歯は過去に他院で神経の治療を行っており、時間の経過とともに変色していた状態でした。
根管治療を行った歯は、原則的にクラウンによる補綴が必要と思われます。
行った治療内容 ジルコニアクラウンによる補綴(歯の欠損部に入れ歯をしたり冠をかぶせたりして、歯の働きを補うこと)を行いました。
前歯の補綴で審美性を重視する今回のような場合、フルジルコニアではなく、レイヤリング(ジルコニアのフレームに専用陶材でセラミックを築盛する治療法)によるジルコニアクラウンがベストと診断しました。

この時にファイバーコア(歯の根っこの強度を上げるため、歯根を削り、土台としてグラスファイバーのしん棒を入れること)の併用も必須です。
現在の様子 審美性にご満足いただき、使用感も良好とのことです。
このケースのおおよその治療期間 約2ヶ月
おおよその費用 360,000円+消費税
<内訳>
ジルコニアクラウン(レイヤリング)160,000円×2本、ファイバーコア20,000円×2本
治療のリスク 稀に使用中に欠けることがあります。
治療のポイント 天然歯とジルコニアクラウンが交互に存在しているため、色合わせが大変困難な症例でした。技工士立ち合いで多くの写真を撮り、自然な色合いが再現できるように留意しました。