ガイデッドサージェリー blog
2019.10.02
インプラント治療を安全に行うための技術は日々進化しています。
CTで3次元的に骨や神経の状態を確認するのは当たり前になりました。
レントゲンデータ上でいかに理想的な設計を行っても、それが口腔内で再現されなくては意味がありません。
これが術前の2次元のパノラマレントゲン。
右上には既に1本埋入されています。
今回は右下7番(一番奥の歯)が割れて感染しているのでその抜歯、6番と合わせて2本の埋入。
左下は6番に1本埋入という予定です。
CTを撮影した後DICOMという形式のファイルにして専用のシミュレーションソフトに取り込みます。
骨や神経の状態、最終的に入るセラミッククラウンの位置などを考慮して最適な埋入位置を決定します。
この治療計画を再現するのに必要となるのがサージカルガイドです。
これが現在当院で使用しているものです。
3Dプリンターを使って作成されます。
以前使用していたガイドは設計からの納期が3週間ほどかかっていました。
これは1週間弱で納品されるのでとても助かります。
術後のレントゲン画像です。
完全に予定通りの位置に埋入されています。
1本は抜歯と同時に埋入しているので4か月ほど待ってから最終的な歯を入れていく予定です。
それまでにご本人希望のホワイトニングなどをして待ちましょう。
このようにサージカルガイドを用いたインプラント治療のことをガイデッドサージェリーと言います。
決して万能なわけではなく、フリーハンドで行った方がいい場合もあります。
治療は同じものは一つもありません。すべてが違うのです。
そのケースにあわせた最適な方法を考えなくてはなりません。
デンタルオフィス代々木上原
03-5452-4618