本日の患者様 blog

2013.02.27

先日初診でいらっしゃった患者様。
検診ご希望でした。
拝見させていただくと普段の口腔内管理はかなりお上手な様子。
過去に矯正もされたことがある方です。
ご本人としては自分の口のなかに大きな問題があるとは想像されていないご様子でした。

なぜか連結されている５、６番のメタルボンド。
それよりも６番の口蓋側のマージン部が全く適合していません・・・。
後からなったというよりも最初からこの状態でセットされたと考えるのが自然な状態。
なんでこんなの入れたんでしょう。もちろん大きく虫歯になっています。

神経の無い歯なので痛みも出ません。
今回来院されて初めて気がついたのです。

まずは連結された2本を除去。
支台には大きな金属の土台が入っています。
無理に外すと残っている歯が破折する危険があります。

余計な振動を加えないように細心の注意を払って虫歯を除去。
無事に全ての虫歯を取りきりました。

どうせならとその隣の適合の悪いメタルクラウンも一緒に除去。
プロビジョナル（仮歯ですね）で歯肉の状態を整えて型どりです。
クラウンの形態、色などを完璧に仕上げたいので技工士立会いで色々相談しました。

出来上がってきたe-maxクラウン。
もちろん連結ではありません。
しっかりフロスが通る形態です。

噛み合わせの再現もバッチリ。
ほとんど調整無しでした。
来週チェックでいらっしゃった時にはさらに歯肉が馴染んでいると思います。

神経をとった歯などは来院していただいて細かくチェックしないと
トラブルを見逃すことになります。
皆様是非定期検診にいらっしゃる習慣をつけてくださいね。

当院ではどんな些細なトラブルも見逃さない検診を行なっております。
是非ご来院ください。

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